口答えする部下はアドバイスを求めてない【必要な時に助けよう】

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こんにちは、Kentoです!

部下の面倒をみるって、なかなか貴重な体験ですよね。せっかくだから仕事ができるようにしてあげたいと思います。

でも、部下が口答えすると困りますよね。大切なことを教えてあげたいのに・・・。

言うことを聞かない部下を育成するのも上司の仕事。そう考えると気が重くなりますよね。

上司

部下が早く仕事できるようになって欲しいからアドバイスしているのに・・・。

口答えして話を聞こうとしない。イライラするなぁ!

経験が浅くて全く分かっていない部下がえらそうなことを言うとイラッとしますよね。

感情的になってはいけない。大人の対応をしようと考えますよね。

上司の自分がわざわざ部下のために気を遣わないといけないなんて、おかしな話です。

自分が部下だった頃はこんな口答えをしなかった。

だからこそ、口答えをしてくる部下のことが理解できない・・・。

この記事では、口答えする困った部下を抱えるあなたのために対処方法を紹介していきます。

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口答えをする部下には失敗を経験させてあげよう!

そもそも、なぜ部下は口答えをするのでしょうか。

以下の理由が考えられます。

部下が口答えする理由
・負けず嫌いで口答えしないと言い負かされたと感じてしまう
・自己中心的な性格で挫折経験が少ない。結果、何とかなると過信している
・こだわりが強く、自分の思い通りにならないと気が済まない
結論から言ってしまえば、精神的に幼稚ということです。

経験が浅いのに、自分の力量を性格に把握できていない。あるいは、プライドが高くて現実を受け入れられないのです。

一方で上司のあなたは、部下の力量を正確に把握できていますからね。

経験値が違いますから部下の仕事の質では問題になるかもと感じてしまいます。

だからこそ、まずいと思って失敗をしないためのアドバイスをするわけですよね。

 

ここに実は問題があります。

失敗をさせましょう。部下に自分の力量を認識させる必要があります。

失敗は悪いことではありません。

失敗ほど大切な気づきを与えてくれる貴重な経験はありません。

真面目な上司は、部下に失敗をさせないことが仕事だと認識しているかもしれません。

でも、それは部下の成長の機会を奪ってしまっています。

失敗をしない人間は挑戦をしたことがない人間だからです。

部下の成長を考えるなら、あえて挑戦させる。

失敗という経験から、自分の未熟さを分からせてあげることが大切です。

 

もちろん、上司のあなたにまで責任が及ぶような大きな失敗をさせなくて大丈夫ですよ。

あなたの評価が下がるようなことがあっては問題です。

残業するハメになる。恥をかくことになる。部下自身がイタイと思う程度の経験で十分です。

自分の未熟さを知ることで、素直になる必要性を覚えるでしょう。

経験上、失敗したあとの部下は口答えをせずにアドバイスを聞くようになります。

でも、ここで『だから、オレは言ったんだよ』『オレの言うことを聞かないから・・』とか言ってはダメです。

部下にイヤな人だと思われたら避けられます。正しいアドバイスの仕方はこちらの記事を参考にして下さいね!


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口答えする部下はアドバイスを求めていない。必要な時に助けよう

そもそも人は他人からのアドバイスを素直に受け入れたりしません。ありがたいとも思いません。

母親に口答えする子どもを見たことありますよね。

物心つく前から口答えする姿をみると、簡単には直らないと考えるべきでしょう。

では、どうしたら考えを改めてくれるのか。

自分で考えた結果、必要性に気づいたときに人は考えを改めます。

失敗して現実と向き合った部下に対して、簡単に対処方法をアドバイスしないようにしましょう。

自分で考えさせることが大切です。

上司

今回の失敗に対して、同じ失敗をしないための対処方法を考えてくれ。
納得できる答えを提出できない限り、君に仕事は任せられない。

冷たく厳しいと感じるでしょうか。

会社としてお客様に迷惑をかけないことは当然だと私は考えます。

お客様の満足する仕事を部下ができないなら妥当な対応でしょう。

仕事を取り上げられて暇になる。最初はいいかもしれませんが、徐々に苦痛になってきますよ。

一時的に雑用を任せるのもいいでしょう。反省するいい機会です。

プレッシャーを感じる状況下で、同じ失敗をしないための対処方法を自分なりに真剣に考える。

それでも答えが出せない。分からない。

上司のアドバイスが欲しくなります。素直に求めてきます。

求めてきたときに上司はアドバイスをするくらいで十分です。

部下に早く仕事ができるようになって欲しい!

そんな一心でダメ出しやアドバイスをする上司の方もいるでしょう。

人はそんなにすぐには育ちません。忍耐が必要です。自分の仕事に集中して部下のことは一時的に忘れましょう。

部下がアドバイスを求める前に口出ししてしまうと、ありがたいと部下は感じません。

自分で考えて、分からないので自分から求めた。そんな認識を部下がもっていないとダメです。

人は失敗を積み重ねて、反省を繰り返して成長していきます。部下の成長に時間がかかることは諦めましょう。どうしようもない事実です。
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口答えする部下には聞き手になろう。議論を避けて質問しよう!

口答えをする部下を言い負かしたところで嫌われるだけでしょう。

言い負かせば、その時は気分がいいかもしれません。

しかし、嫌われて人間関係が悪化します。いいことはありません。

そもそも議論や言い合いをしないことが一番です。

上司

上司の立場であれば、感情的になる前にその場を離れることは簡単。

物理的に距離をとることが一番ですよ。

では、上司のあなたは部下に何をしてあげればいいか。

聞き手になってしっかりと部下に話させてあげることです。

自分の考えを話しているうちに考えがまとまります。気づくことがあります。

部下からすればアドバイスをもらうよりも満足感が大きいでしょう。

また、部下の話を聞くことで考えていることが分かります。

その考えをいちいち評価して何か発言する必要はありません。相づちだけ打って聞きましょう。

自分の考え方、やり方と違うと部下を正したいと感じるでしょう。自分と同じように仕事をして欲しいと思うかもしれません。

そんな時は部下に自分の考えを話させるように質問しましょう。

上司

どうしてそういう仕事のやり方をするようになったの?

何か考えがあるだろうから、教えてくれないか?興味があるんだ!

部下がプレッシャーを感じないように質問しましょう。自分のやり方を遠回りに非難していると部下が感じたらダメです。

あくまで興味があるというスタンスを大事にしましょう。実際、部下にも考えや理由があるので聞いてみると面白いですよ。

 

上司が判断するべきことは、部下に仕事を任せていいか。お客様に迷惑がかからないいか。

この点だけで十分です。部下は上司に気を遣います。

必要以上に話しかけない上司の方が、部下はのびのび仕事できます。

自分からしたらドライに感じるくらいの距離感の方が、部下にありがたいと思われますよ。

関係も良好になります。夫婦の関係でもそうですが、人間関係は近すぎるとうまくいかないものですよ。


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口答えする部下に悩まないために大事なこと。諦めた方がいい人がいるのも事実です。

口答えする部下にイライラしてしまう。ついつい感情的になってしまう。

部下をコントロールしたい。部下を思うように変えたいからかもしれません。

人は変えられません。人間関係で苦しまないために覚えておきたい真理です。

人を変えようとするほど、あなた自身が苦しむことになりますよ。

上司と部下の関係だけでなく、夫婦や親子の関係も同じ。

人は頑なに自分を変えることをイヤがります。拒んで反発します。

その人の人生だから自由にさせてあげるのが一番。そんな考え方も必要ですよ。

だって、上司のあなた自身がストレスになってるなんて、バカらしいじゃないですか。

 

口答えして自分の意見を主張してくる部下ならマシです。

ただ、上司をバカにしてくる、見下してくるような部下だったら社会人としてダメでしょう。

その部下が妻子もちだったりしたら、何とか変えてあげたいと考えるかもしれません。

つい自分のことのように想像して心苦しくなりますよね。

でも、そんな思いやりからの必死の説得にも口答えするようなら、どうしようもありません。

諦めるべきでしょう。

 

冷たく厳しいと感じるかもしれません。しかし、本当の意味で部下のためになりませんよ。

仕事を失うくらいイタイ経験をしないと反省しない人もいます。

上司と部下の関係は会社の中でしか当てはまりませんから。部下の人生の責任まで上司が考える必要はあるませんよ。

会社から上司としての評価が下がらないために、どうするべきか考えましょう。

 

仕事を失うことは大きなダメージに感じるかもしれません。

しかし、転職を3回した私だから言えます。人生という視点で見れば小さなことですよ。

1,2年くらい経てば、部下もありがたい環境だったと分かりますから。上司に対しても感謝の気持が湧いてきます。

 

上司と部下は干渉し過ぎないことが大切です。

口答えする部下に悩んでまで、どうにかしようと考えるのは干渉し過ぎだと私は思いますよ。

限られた時間と体力です。

赤の他人の部下よりも、あなた自身や家族に注いだ方がいいんじゃないでしょうか。
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