こんにちは、Kentoです!
人に仕事を頼めるとすごく楽ですよね。でも、人に頼むのってストレスを感じます・・。
この状況は人に頼むべきだ、頼んだ方がいい、と分かっている。でも、胸の辺りが重苦しく感じて頼めない。
一方で人に頼むことをストレスに感じない人もいます。そんな人から軽い感じで頼まれて断れずに受けてしまった・・・。
結果、仕事が増えて帰りが遅くなってしまった。職場で一人残ってため息をついたこと、私は何度もありますよ。
あなたは人に頼むことにストレスを感じてしまう自分に嫌気がさしていませんか。
もっとストレスなく人に頼めるようになって、早く仕事を終わらせて帰れるようになりたい、と思いませんか。
私は変われました。
今でも多少は人に頼むことにストレスを感じますが、だいぶ改善されました。
あなたも必ず、人に頼むことにストレスを感じないようになれますよ。
人に頼むのがストレスに感じる原因!きっぱり断られたことがあるから?
人に頼むのが苦手、ストレスを感じてしまうと悩んでいた当時。私は転職して新人扱いされていました。
ちなみに、ルートセールスの仕事です。周りのみんなが先輩であったため頼むハードルは高かったのです・・・。
上司は事務の女性にどんどん頼んでいきます。
この商品の見積もりをメーカーからもらっておいて
取引先から注文の確認もらえたら電話するから、このFAXをながしておいて
事務の女性はあっさり引き受けます。
上司からは仕事が遅いな、と嫌みをたびたび言われました。
どんどん仕事を事務の女性に頼んでいるのですから。私と上司で仕事のスピードに差が出るのは当たり前ますよ。
さすがに自分一人じゃ非効率的だと思った私は、ある時に思い切って事務女性に頼んでみました。
すみません。取引先から注文の確認もらえたら電話するので、このFAXをながしておいてもらえませんか
今は忙しいんで、自分でやって下さい
できるだけ丁寧に頼んだつもりですが、結果はダメでした。
さらっと言われて何も言い返せずに呆然とする私。
思い返してみると人に頼むことがストレスになったのはこの時からでした・・・。
正直、人に頼むのが怖くなりました。
でも私はその後、人に頼んで断られるのは実は珍しいケースだと気づきます。
人は頼みを引き受けてくれることの方が多い。まずは小さな頼みごとに慣れよう!
思い返してみれば、自分でできることは自分でやろう、という考えを私はもっているタイプ。
エレベーターのボタンすら、わざわざ自分で押してしまう人でした。
ある日、エレベーターに乗った時、『5階をお願いします』と入り口の男性に頼んでみました。
理由は特にありません。はっきり言って、たまたまです。
その時に、ふと思いました。
あれ、意外と人は頼み事を受け入れてくれるもんなんだ。もっと人にいろいろ頼んでみれば慣れるんじゃないか。
そこで見知らぬ他人に小さな頼みごとをしてみることにしました。
職場の女性に再び頼むのはハードルがまだ高いな、と思ったからです。
見知らぬ他人なら断られても気にしないで済むし、すぐに断られたことを忘れられるだろう。
そこから私の人に頼む訓練が始まりました。
カフェでノートパソコンをいじっていた時。となりの女性は本を読んでいました。
すみません。ちょっとお手洗いに行きたいので、このパソコンを見ていてくれませんか。すぐに戻りますので
分かりましたよ!
次は少しハードルを上げてレジで並んでいるとき。前のおばさんに先に会計を譲ってもらうように頼みました。
すみません。実は急いでいまして。私の買いたいのは一つだけなんで、先を譲ってもらえませんか
もちろん、急いでいるのは本当ですよ。
いいですよ!
何回か実践してみましたが、ほぼ頼みごとを受け入れてもらえました。
よくよく考えたら今の世の中、YouTuberの方がヒッチハイクをしてみた、なんて動画たくさんありますもんね。
図々しいと以前の私なら思いました。しかし、動画を見ていると頼まれた人も笑顔で楽しそうでした。
こんな経験を重ねて、人に頼むことにストレスを感じていた自分がだんだんと変わっていきました。
最初から期待しなければ、人に頼むことにストレスを感じないで済む
例えばあなたの目の前にガチャガチャがあります。その中の当たり商品をあなたはできれば欲しい。
2,3回だったら無料でチャレンジしていいですよ、と言われました。
そしたら、とりあえずハズレても気にしないで、2、3回チャレンジしますよね。だって無料ですから。
人に頼んでみるって、今の私にとってはそんな感覚です。
頼み事を受け入れてもらえるか期待していません。無料だし、頼んで受けてもらえたらラッキー。
引き受けてもらえなかったら、自分がやらないといけなかったことを自分でやるだけ。
人に頼むってそれくらい気楽にチャレンジしてみていいんじゃないでしょうか。
今ではそんな感覚で断られた事務の女性には頼みごとをしています。
取引先に急いで行かないといけないので、この商品の見積もり依頼をしてもらえますか
ちょっと今は忙しいので
手が空いたときで大丈夫なんでお願いします
わかりました
そんな感じで引き受けてもらえることもあります。もちろん、頼んだあとで改めてお礼はいいますよ。感謝することは大事です。
人に頼むコツは理由をつけること。成功率が上がることが証明済みです。
ロバート・B・チャルディーニの名著、影響力の武器では、理由を添えると頼みごとの成功率が上がる、という話が紹介されています。
人間は自分がすることに対して理由を欲しがる習性があるからです。
その本によれば、図書館でコピー機の順番を譲ってもらうという実験をした結果は以下の通り。
・普通に頼んだ場合の成功率が60%
・理由を添えて頼み事をした場合の成功率94%
驚きの結果が紹介されていました。
人に頼むときは理由をつけて頼むようにしましょう。
人に頼んで受け入れてもらう。何度か経験すれば苦手意識がなくなりますよ。