こんにちは、Kentoです!
私は厳しい親に育てられて、卑屈になっていた時期がありました。
影響を受けたくないと強く思いましたが、当然受けますよね。
自分に何らかの精神的な欠陥があるのではないかと疑ったこともありました。
親を選べたらいいのに。そう何度も思ったことがあります。
でも、実際はどうなんでしょう。
厳しい親に育てられると、精神的に何らかのハンデを背負うことになるのでしょうか?
今の私はそうは思いません。今の私は、ですよ。
ようやく、前向きに変われました。
厳しい親に育てられたことを、どう捉えるかは自由です。
自分の内面に関しては、自分が思っている以上に自由にできると、いつも信じています。
でも、自由になるには自分に繋がった足かせに気がついて、一つ一つ壊していかないといけません。
この記事では、私の体験談を交えながら、私が気づけた心の足かせを紹介していきます。
気づければ、必ずどうにかなりますよ。
でも、気づけなければ、どうしようもないですからね。
この記事で、何か気づくきっかけを作ってもらえたら嬉しいです。
厳しい親に親に育てられると、なぜか人から怒られる気がする!
私の親は厳しかったので、よく私を叱りました。
頭を叩かれながら、怒られて育ちましたね。今では思い出すことも少なくなりましたが・・。
厳しい親に育てられると、ついつい人から怒られることを連想してしまいませんか?
私は学生の時に、自分で自分を不思議に思ったことがあります。
友達から『先生が呼んでるよ。職員室に行ってね』と言われた時のことです。
ただ言われただけなのに、何の理由もなく怒られることを連想してしまいました。
先生は優しい方で、私も真面目だったので怒られたことは一度もありませんでした。
それでも、怒られることを連想して、恐れから体がこわばるのを感じましたね。
親から叩かれるときに、耐えるために力を入れていたのと同じ条件反射です。
自分は怒られて当然の存在だと、思っていたのかもしれません。
やっかいな思い込みでしたが、なんとか克服できましたよ。
どうせ何を言われるか分からないのなら、褒められるのかもしれないと思った方がハッピーですよね。
そう自分に言い聞かせたのです。
自分が怒られるかもと一瞬思うたびに、心当たりがないなら恐れないように意識しました。
何かプレゼントがあるかもとか、前向きに考えることを大事にしたのです。
厳しい親に育てられると、自分が世界から受け入れてもらえないような気がします。
親に受け入れてもらえなかった。そんな寂しい気持ちが、最初から期待するな、と訴えるのかもしれません。
でも、世の中は優しい人が多いと信じましょう。
怒ったり叩いたりする人は、大人になればいないという事実に意識を向けましょうよ。
怒られたことを思い出すのではなく、積極的に人から助けてもらったことを思い出しましょう。
感動的な映画を観るのもいいと思いますよ。
人って思いやりがあるんだと、自分を教育し直すつもりで観ましょう。
映画でもマンガでも、アニメでも何でもいいから、人の優しさを感じることが大事です。
転んですりむいたら、消毒して絆創膏をするように。
自分の心を自分で手当てしてあげることも大事ですよ。
厳しい親に育てられると、人の顔色をうかがう癖がつく。そして、自分を見失う。
厳しい親って、感情的になることが多いですよね。
いわゆる、気分屋な人が多いです。言うことが変わったりするので、発言は当てにできません。
子どもにとって絶対的な存在である親ですから。
親が感情的になると子どもは怖くて仕方がないですよね。
子どもは家の外に逃げられないから辛いです。
子どもにできる処世術って、結局、親の機嫌をとることなんですよね。
眠っている猛獣を起こさないようにするのと同じです。できるだけ親を刺激しないように子どもは努めます。
何年も一緒に住んでいると、親がどうすれば怒るのか分かってきますよね。
同じ人間ですから、ある程度のパターンや対処法があることが分かってきます。
厳しい親に育てられると、子どもは親を刺激しないですむ正解を考える癖がつきます。
どう発言したり、どう行動すれば怒らせないで済むのか。自分の被害を最小限にするために日頃から考えます。
その結果、意識が自分に向かない癖がついてしまうんですよね。
コミュニケーションにおいて、相手の顔色をうかがう癖がついてしまいます。
どうしても、相手の反応を見ながらコミュニケーションをとってしまうんですよね。
あらゆるコミュニケーションで後手に回ってしまうのです。
どうしても、一番無難で面白みがない言動を選んでしまいがちになるんですよね。
つまり、自分の内面に関して鈍感になってしまうわけです。
自分がどうしたいか、どんな気持ちなのか。よく分からなくなってしまうんですよ。
そうなると、自分らしさってなんだろう。自分って何だろうって思い悩むことになります。
自分らしさについては、こちらの記事で紹介していますよ!
スポンサーリンク こんにちは、Kentoです! 自分らしさって何?と言われた時にすぐに答えられる人って少ないで …
自分の好きにしていいよ。自由に好きなことをしてもいいよ。そう言われると困る時期が私はありました。
親がどうしたら喜ぶのか。機嫌良くいてくれるのか。
そんなことばかり、私は子どもの頃、考えていたからです。
だからこそ、自分はどうしたい、という質問が苦手だったのです。
自分の素直な気持ちについて、考えたこと無かったと感じましたね。
学生時代だと勉強とか、やるべきことが与えられていました。
でも、大人になってやらないといけないことが減ります。
結果、自由であるがゆえに苦しむことになります。
相手を満たすことばかり考えてきたから、自分をどう満たしたらいいのかが分からないのです。
解決のヒントは、自分が憧れる人との出会うことでしょう。
憧れる気持ちは、自分を向上させる前向きな気持ちを刺激してくれます。
私の場合は、就職活動でとある社長の講演会を聞いたことがきっかけで、自己啓発本を読むようになりました。
そこから少しずつ、自分の行動を変えたり、何かに挑戦していきました。
いや、彼女を作るとか、内定をもらうとか、ちっぽけなレベルですけどね。笑
でも、自分の力で人生は少しずつ変わっていく実感を得るようになりました。
厳しい親に育てられると、自分で自分の人生を切り拓くような実感がなくなるんですよね。
言い方を換えれば、世の中は自分の力ではどうしようもないものだと思い込んでしまうのです。
どうしても、親の敷いたレールを進んでしまうからです。
でも、誰かに憧れるって自分にしかない素直な気持ちだから。
憧れる人との出会いは、なりたい自分になる勇気を与えてくれるでしょう。
それで初めて、がんばることの楽しさが分かってくるのです。
厳しい親に育てられると、親の機嫌のために我慢して努力してしまう!
憧れる人に近づくために、自分なりに決めたことをがんばる。
そうやって、なりたい自分になるために生きていく。
これって、人生を充実させる秘訣だと思います。
でも、厳しい親に育てられると、親のような人間になることを強制されますよね。
結果的に、親の言いなりです。なりたい自分になるという実感は得られないでしょう。
努力は素晴らしいものだ、みたいに学校で教えられますよね。
でも、努力って人から強要されて、目的もはっきりしないままやるのは苦痛でしかないですよ。
親の機嫌のためにする努力はただの我慢です。
そして、苦しいのを我慢して、やりたくないことに励むことが努力だと思い込んでしまうのです。
小学生低学年の頃、私は学習塾に通っていました。
ただ、勉強する理由も意味も分からなかったので、すごくつまらなかったのを覚えています。
だから、テストでカンニングをしました。もちろん、怒られました。
『勉強する気がないなら、塾はやめるよ』
そう親に怒られたときに、塾をやめたくないと私は親に必死に訴えました。
『塾をやめたら親に期待してもらえなくなる。自分の価値がなくなってしまう』
当時ははっきりと気持ちを言語化できていませんでしたが、強い恐怖を感じました。
今思い返せば、親に見放されてしまうと感じたのでしょうね。
その後は、親の機嫌のために勉強に励みました。
当然、辛いです。努力とは、自分の心を押し殺して我慢してすることだと信じていました。
そして、胸がムカムカするのを我慢して勉強する自分は偉いと思っていました。
車で言えば、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態です。
人生で一番、辛く苦しい時期でしたね。
厳しい親に育てられると、承認欲求が強くなるなと感じますね。
なかなか褒めてくれない親が褒めてくれた時は、すごく嬉しかったのを覚えています。
親の思いつきの一言でも、子どもの心には強く残ります。
それが嬉しいと感じてしまうほど、人から褒めてもらうことで自分を満たそうとしてしまうのです。
でも、人が褒めてくれるとは限りません。
だから、落胆や失望の日々を過ごしてしまうのでしょうね。
期待することに疲れてしまうのです。
解決方法は簡単です。人に褒めて欲しいと思うなら、人を褒めましょう。
人から感謝されたいと思うなら、積極的に自分から人を感謝すればいいのです。
世の中、人から褒められたい、感謝されたいと欲している人はたくさんいます。
予想以上に喜んでもらえますよ。
それに、喜んでいる姿を見たら自分のことのように嬉しくなりますよ。
人が喜んでいる姿を嬉しいと思うかな?と思った方は、
自分のことのように感じる共感能力を身につけましょう。
相手の表情や声のトーンから、どんな気持ちかを想像しましょう。共感能力が磨かれます。
相手の表情や声のトーン、体の動きをマネると同じような気持ちを感じやすくなります。
体と心は密接に繋がっていますからね。
共感能力が高くなれば、自然と自分も満たされる機会が増えて、幸せな気持ちになれますよ。
人の幸せも自然と願うようになるでしょう。
そうやって、自分を満たす方法を見つけていくことが、厳しい親に育てられたマイナスをプラスに変えていくことに繋がるでしょう。